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2013年8月3日土曜日

お白石持ち

7月末は、先輩にくっついて、ご実家のある伊勢市へ。
第62回遷宮完了を目前にした伊勢神宮の「お白石持ち」という行事に参加してきました。
これは新しく建ったほうの御正殿の敷地に白い石を敷き詰めるという行事です。
伊勢神宮の近隣に住む「神領民」と呼ばれる地域の方々や全国から集まる「特別神領民」の方々と共に、内宮のすぐ横を流れる五十鈴川を石を積んだいかだを引いてのぼり、最後は御正殿の敷地内に入ります。御正殿の敷地に入れるのは、一般市民だと25年に1度のこの機会しかないとか!遷宮という一大イベントをお祝いする住民参加型のプロセスが何百年も前から行われていたということに感慨深い思いを抱きました。

ただ、この「いかだを引いて川を上る」というのがなかなかハードな工程で、
私なんぞは「水につかってもせいぜいひざぐらいだろう」なんてたかをくくって、クロックス風のビニール靴で川に入ったのですが、どんどん水位が高くなって、最後はまったく自分の足のたたないところにまで入って危うくおぼれかけました・・・あれにはあせりました。次の遷宮まで絶対に忘れないだろうと同じくロープにつかまって泳いだ先輩と言っております。

ちなみに、お白石持ちの前日には徴古館、せんぐう館、おかげ座、お伊勢まいり資料館を回って、
付け焼刃的に伊勢神宮について勉強しました。
日本の政治や経済に今も何かしらかかわりがある神道であり伊勢神宮なのに、知らない事だらけでした。伊勢市に1ヶ月ぐらい滞在して、もっと勉強したい気持ちです。特にお伊勢参りの歴史は面白い!お伊勢参りは、今のディズニーランドみたいなエンターテイメントだったそうなのです。道々に芝居小屋があって、遊郭があって、旅芸人がいて、御茶屋があって、想像しただけでも、なんともにぎやかで花のある風景ですね。もっといろいろ調べたい~!




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